序章-プロローグ-

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「僕は良いと思いますよ?」 お茶を淹れていた青年はふと顔を上げ呟いた 「でしょでしょ!」 その言葉に嬉しそうに答えて、声のした方を見るデスクの主 「…美味しい」 「そうなの?そういえば、紅茶と飴ってあいそうじゃない?」 紅茶を受け取り一口飲んだ彼女は素直に感想を言って それに反応するデスクの主は、ふと思ったことを口にして そしてニヤリと口角を釣り上げて笑えば、くるりと座っている、これまた事務で使われる様な椅子を回して 「……おや、雨ですかね」 紅茶をデスクの主に淹れようとしていた青年は、影が落ちてきた事に気付き顔を上げ、丁度デスクの主が居る真後ろの窓を見上げた 「飴だよ」 クスクスと楽しげに笑いながら、立ち上がり外を見たデスクの主
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