『心の翼』

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 理由なんていらないさ  空に溶けて  蒼に染まっていけ  時を忘れて  言葉なんかいらないさ  風の誘いに  身を委ねていけ  両手広げて  曲がりくねった道も  光の届かない片隅も  手を伸ばせば、ほら  触れる事が出来たなら  何も恐くなんかないだろ?  行き先なんか  問題じゃない  君の想い たった一つで  何処へだって  飛んでいけるはず  君にも必ず…  見つけられるから  砕け散った 粉々の心も  張り裂けた 胸の痛みも  手のひらに 零れ落ちた涙も  それは生きる証し  君が想い描いた想像は  脆く ただ崩れてしまうだけで  何も掴めなかったような…  そんな虚無感に  襲われるだろう?  怯えた心は  苛立ちを抑えきれず  ごまかしていた  本当の気持ち  隠れた もう一人の自分が  壊してしまいたくなるだろう?  傷ついた世界は  満たされる事ばかりを  追い求めるから…  君はいつまでも  嘆き悲しむのだろう…?  真実なんか 考えるよりも  感じるがまま  曝け出していけ  心研ぎ澄まして  答えなんか 探すよりも  思うがまま  駆け抜けていけ  力尽きるまで  輝きなんか 求めるよりも  理想のカタチ   追い越していけ  自分を信じて  未来なんか 想像するよりも  もっともっと  天空高く  もっともっと  はばたいていけ  翼をひろげて  君なら飛べるさ  きっと飛べるさ  折れた翼を  恐れるな  ただ…  力いっぱい…  強く…  飛び立っていけ…  
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