『大好きな大切な親友へ』

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君はとっても強い人 決して弱い姿は見せないと言った 「私は泣いたりはしないの。ネガティブな考えも持たないの。」 それが君の生き方だから それが君なんだって… 私は買い被りすぎていたのかもしれない 私が塞ぎ込んでいる時 誰よりも心配してくれたね? 毎日 返事の来ないメール 懲りずに送ってくれたね? 泣いてばかりの私の代わりに 「許さない」って怒ってくれたね? 本当はあの時だって… 私の事なんか考えられないような状態だったはずだよ 本当は苦しくて辛くて 私を励ませるような余裕は無かったはずだよ 何も知らない私は 君に甘えてばかりだったね… 君は笑い飛ばして言った 私に心配かけたくなかったんだって… ようやく重たい心の扉を開いた… 君の衝撃的な告白に 私はただ黙ったまま 止めどなく 涙が零れ落ちるばかりだった 君に何て悪い事をしてたんだろうって 私の痛みなんか比べものにならないくらい 君はどれだけ苦しんでたろうって 何故気付いてやれなかったんだろって どんなに悔やんでも 悔やみきれない想いでいっぱいになった それでも君は泣かないと言ったね 負けたくないと… だからたとえ強がりの鎧だとしたって これから先も外す事はないと… でなきゃ泣き虫の私を守ってやるやつがいないと… 君はとっても強い人 だけど本当はとっても恐がりで 誰よりも優しい人 君は鎧を外さないと言うなら せめて此処が安らげる場所でありますように… 少しでも気を緩めれば崩れてしまう 君の心は 私が支えてあげれますように… これからは私が傍に居て 本当の君を守ってあげれますように… 重たい鎧に身を包み 闘い続ける 私の大切な親友へ
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