夏の冷たい日差し

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(んーと なんだその あんまりめそめそすんな) (直哉かっ うっ えーん) 直哉を見て 安心したのか 由香がまた余計に 泣き出してしまった (なくな なくな よしよし) 直哉は由香の頭を ポンポンと軽く叩いた しばらくすると 由香は泣きやんだ (私.. フラれちゃった) (おう 見てたからな いや 悪いとは思ったけどカバン取りに来たら たまたま な) (見られちゃってたか 仕方ないよね 好かれてないんだから) (由香? 翔太は由香の事好きじゃないなんて言ったか!? まだ関係が浅いから お互いを理解し合っていこうって話してただろ!? それなら可能性ありまくりじゃん だって興味もない奴に俺はそんな事言わないけどなー) 直哉は精一杯の 励ましをした (そう...だよね 私って考えネガティブだから いっつもこんな感じなんだよね 直哉ありがと) (いやいや 当たり前の事言っただけだよ それより暗くなっちゃうから 早く帰らないと痴漢にあっちゃうぞー てゆーか俺が痴漢するぞ) (やーだ 私高いわよ!? それでもいいなら) (冗談だって 俺は帰るな それじゃあまた明日 ばいばーい) 由香に手を振って 別れを告げた
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