プロローグ

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此処はある緑深き樹海… 国から危険区域に指定され一般の人は愚か戦い慣れた人も近づかない場所である。 そんな場所を歩いている明らかにイレギュラーな人間がいた。 膝下まである綺麗な銀髪… 整った顔立ち… 140㎝有るか無いか位の身長。 ライトグリーンの左目とサファイアブルーの右目… しかしこの目は虚ろで焦点が定まらずグラグラと揺れている。 結果から言うと間違いなく彼を知らない人間は彼を可愛い女の子と見るだろう。 だが彼は男である。これまで幾度となく人を殺してきた彼にとってどうでも良いことなのだが。 人を信じず魔物を信じる… そんな人の物語…
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