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そのあと。 何のことなく授業は終わっていった。 授業が終わるとみんなそれぞれに帰っていった。 ユミナも帰る準備を整え帰ろうとしていた。 が。 サイアに呼び止められてしまった。 サイアの周りにはキキとツバキ、ニーナの三人がいた。 「4人に大会にでてもらうことになったから。学園の高等部の大会、見たことあんだろ。あれだ。」 ユミナたちの通っている学園では毎年高等部でクラス対抗の大会をしている。 それはクラスの代表者4人がクラス対抗で戦うものなのだが。 とても有名な大会で毎年世界で有名な魔法使いや、貴族の当主たちが見にくる。 そんな大会にサイアはユミナたち4人に出ろと言った。 いや。出ろではなく、出ることになった、か。 拒否権は4人にないらしい。 出ること決定。 ユミナは面倒くさいから嫌だった。 だから、断りたかったのだが。 断れないことを知り…盛大なため息をついてしまった。 チラッとキキやツバキ、ニーナを見てみると。 三人とも燃えている。 やる気満々だ。 大会に出られることは名誉なこと。 しかも、大会には学園の高等部の中から強いヤツらが集まる。 そんなヤツらと戦えるのだから、ツバキたち三人が燃えるのは無理ない。 分かってはいる。 分かってはいるのだが、それでもユミナは三人の反応にため息をつかずにはいられなかった。
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