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「僕も……会いたかった。もし鈴がいいなら……また一緒に時間を過ごしてくれないかな……?」
もう鈴がいたなら他には何もいらない。そう思えるくらい今の僕は幸せだ。
「はい。私の全てはあなたのために捧げます。なんでも申し付けてくださいね?」
将来はまだ困難が待ち受けているのだろう。でもきっと大丈夫。僕には人生の片割れがいる。こんなにも愛し合えてる。
今日からまた鈴との生活が始まるんだろう。こんなに満たされた毎日……少しズルいかな……?
「雅司……?」
「ん?」
「赤ちゃんは……何人がいいですか?」
「!?」
いじわるに笑う鈴。だがすぐに「ゆっくり作っていきましょうね?」と言って唇を重ねた。
もう……こんな鈴との毎日、僕は理性を保つことができるのだろうか……
柔らかい、愛に溢れたキス。
2人が奏でるのは運命と愛の協奏曲。1人では決して輝けない片割れのような2つの存在。
その2人の協奏曲はやっとこうやって始まったんだ。これからも2人でその協奏曲を奏でていこう。
未来は金色に輝いてる。
金色に輝く音色
~完~
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