四面楚歌

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色のない楽しみも何もない日々を送ってきた 自由だけれど 希望もありゃしない そんな私の毎日が急に色彩を取り戻した ただ忙しくて 目まぐるしく世界が廻っていて 奏でる音も 今まで聴いたことのないような 地鳴りのような 力強さを持ってた ありがたいことだけど まだ弱い私はついていけなくなって 頭を抱えて 胸を痛めて それでも容赦なく 神様は私に無理難題を投げかけてくる 答えを出そうとしても 違う問題がやってくる ねぇ、どうしてなの もうそんなに試練を与えなくても 私は十分悩んだはず 少し休ませてほしいの 何度も何度も求められても 私の体力がもたないから どうかそっとしておいて 結局、 私は誰の胸に飛びこめばいいんだろう 誰に抱きついて涙を流せばいいんだろう 誰の手のひらをひとりじめすればいいんだろう それが知りたいのに 見つけようとしてるのに 私の行き先 まだまだイバラの道?
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