記憶

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父親が背が高いからか身長が高く成長の早い子供。 一年生の頃からずっと並ぶのは後ろから数える位置に居た。 幼なじみの男の子は毎日毎日泣いてる子だった。 泣いてる幼なじみ… 『どうしたの? なんで泣いてるの?』 何も言わずにシクシク泣いてる… 『言ってごらん! どうしたの?』 小さな声で答える男の子。 忘れ物をすると泣いちゃう 教科書を読む番がくると泣いちゃう 泣き虫な幼なじみのお陰かいつも世話やきおばちゃんみたいに 『泣いてちゃわからないでしょ! 言ってごらん』 って変な小学生。 いつも友達と自転車に乗って動物園へ行ったり公園へ行ったり知らない道を探索したり男の子の家に遊びに行ったり 女の子よりも男の子とプロレスごっこしたり走り回ったり それなりに活発な小学生だった。
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