~Victim~

10/28
前へ
/180ページ
次へ
裕香 「クレイお兄ちゃんが…戦士。」  少し俯きながら話す裕香ちゃん。 クレイ 「そうだよ、俺は裕香ちゃんを護る戦士……!!」 やはり…来たか。  今、俺と裕香ちゃんの周りをGuarder数人が囲んでいる。 まぁ、ご大層に手にはサブマシンガンみたいなのを持って。 裕香 「く、クレイお兄ちゃん!?」 恐怖から俺にしがみついてくる裕香ちゃん。 俺はGuarder達の『目』を見てみる。 完全に洗脳…もしくは、脳改造をされてるな…可哀想に。 しかし俺はGuarderとは別の所に、凄まじい殺気を感じ、そちらを凝視しながら話す。 クレイ 「いきなり人を囲んで、手には物騒な玩具…なんのつもりだ?」 Guarder 「貴様は素晴らしい身体能力をしている。 我らExcellentに加われ!」 クレイ 「すまない、お前みたいな『人形』に用は無いんだ。 そんな所にいないで出て来たらどうだ?」 俺は殺気の主に話し掛けた。
/180ページ

最初のコメントを投稿しよう!

67人が本棚に入れています
本棚に追加