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ハルバート
「単なる人間か…、しかし、貴様の力は
単なる人間の持つ『ソレ』を超えている。
…やはり貴様は我らExcellentに欲しいな。」
まったく、人の話を聞かない奴だな。
裕香
「お、お兄ちゃん…怖いよ。」
ソッと俺の左腕に触れた裕香ちゃんの温もりで、俺はハッとなった。
こんな所で、闘う気になってる場合じゃなかった。
クレイ
「お前が何と言おうが…俺はExcellentなんかに興味は無い。
そろそろ帰らせてもらう…。」
裕香ちゃんの右手と、俺の左手を繋ぎ、俺はハルバートに背を向け歩き出す。
ハルバート
「…クレイ。 我らの仲間にならねば、色んな『モノ』を失う事になるぞ?」
歩く俺の背中に投げられた言葉は…馬鹿馬鹿しい脅迫地味た言葉だ。
俺はクルリと身を返し、ハルバートに言う。
クレイ
「…そんな事してみろ。 お前達を壊滅させてやるからな。」
俺はハルバートの目を真っ直ぐ見ながら言うと、また背を向け、裕香ちゃんと共に歩き始めた。
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