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まさか100年後の世界で、『奴』が言った事に酷似した言葉をほざく奴がいるとは思わなかった…。
俺は知ってる…、そんな事を嬉しそうに話す奴は、どうしようもないクズだと!!
クレイ
「…かんけいない。」
ハルバート
「…なんだと?」
クレイ
「関係ない!! 人が生きるのに、優秀も下等も関係ない!!
確かに自分より秀でた者に対するジェラシーはあるだろう!!
だけど、みんながみんなそんな悲しみに捕らわれた人ばかりじゃない!!
俺は…そんな人達を今までに見てきた!! そんな人達に力を与えられ生きて来たんだ!!
貴様らこそ、己と言う『エゴ』に捕らわれた悲しい奴らだ!!」
俺はハルバートの目から目を逸らす事なく言いのけた!!
ハルバート
「き、貴様ぁあぁあ…」
クレイ
「俺は…この躯に数え切れない程の『罪を背負って来た人間』だ!!
俺の躯は…『力無き弱き者を護る為』にある!!
だから…この街の人や、それ以外の人々にも手をかけるなら…貴様らを本気で叩き潰すっ!!」
ハルバート
「よくも、ふざけた講釈を垂れたものだ…。
貴様などもういらん!! このハルバートの手で地獄に落としてくれるっ!!」
言うが早いか、ハルバートが突撃してくる!!
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