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…ねぇ、たかし呼んだ?
私は来ちゃいけない所に来た気がしたよ。
小5になりまた転校し、亡くなったたかしの真隣に引っ越してきた。
たかしのお母さんは、悲しそうな顔をいつもしてたよ
きっと…
私が狂ってゆく姿を…
そう…淡々と、見てた…
此処は絶望以外の何者でもなかった…
何をしても否定しかない。
この土地は
【よそ者】
を決して受け入れない。
せめて親の期待だけは裏切りたくなかった。
学校から帰ればひたすら机に向かって、
「勉強好きなの♪」
と言って100点を…
絶対の100点を目指した。
きっと、それが歪みの始まりだったね。
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