序章~幼少期~

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記憶があるのは保育園の中年さんに引っ越してきたその日から。 誰もいない… 落ち葉で一人で遊んでいたのを覚えている。 病気がちだった私。 昼寝が出来ない、泣きじゃくる私を先生は嫌いだったみたい。 イジメもあった。 酷く罵声を浴びせられて隠れてて、お遊戯の玩具にされていた。 先生も怖かった。 怒られるのはいつも私だった。 いつだか男の子にシャツを破られた事もあった。 遠足も私だけ、置いていかれて… 置いていかれた私はまた…一人で落ち葉で遊んでいた。 私は、それが当たり前だと思っていた。 とても大人しくて、人見知りをするようになった。 親は… 何も気付いてなかったよ… 気づいて欲しかった。 私はいつもひとりだと。
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