アメリア魔法学園

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シルフィは少し照れたように笑った。 すると後ろの方から真っ赤な顔をした男が飛び出してきた。 「貴様!この無礼者!シルフィ様にお前とは何事か!」 スコールは不思議そうにシルフィに聞いた 「シルフィ…誰だコイツ?」 「さぁ…」 シルフィも困った様子で答えた。 「シっシっシルフィだと?貴様シルフィ様を呼び捨てにするとわぁ~!食らえ!ファイアー!」 男は火属性の初級魔法を魔法名だけとなえスコールに放った。 スコールに野球ボール程の大きさの火の玉が飛んでいく。 するとミーアが同じく詠唱破棄で 「シャイニングガード!」 を唱えた。 するとスコールの目の前に光の盾が現れた。 それと同時にシルフィは無詠唱で手のみを動かすとスコールの目の前に巨大な水の壁が現れた。 この2つの魔法の前に男の放った火の玉は「ジュッ」という音と共に消え去った。 シルフィが烈火の如く男に詰め寄る。 「あなた誰なの?私の友人にこんな事をして只で済むと思っているの?」 男はうろたえた様子で 「ひっ姫様!あまりにこの男が無礼だったもので…お許しください」 「まぁいいわ。あなた、一体何者ですか?」 男は少しほっとした様子で喋り始めた。 「私は、王室守護の剣 ブラック家が長男 ロザリオ・ブラックでございます。」 「ブラック家…おじ様にはいつもお世話になっている。でも、いくらなんでも…やり過ぎですわね」 「いやっ申し訳ございません。しかし姫様に対して無礼が過ぎましたゆえこの私、ロザリオ・ブラックが成敗して差し上げようと思ったのです。(中略)ですからブラック家の長男として(中略)ですから姫様…そんなどこの馬の骨とも知れない男と(中略)しかもそんな下等な他種族のエルフなどといるような男、成敗したほうがいいのです!」 スコールはポカーンとした目でロザリオをみていた。 「チッ!よく喋る男だ!しかし最後の言葉は許せねぇ」 またスコールの顔が怒りに震えた。 「ななななんだと!貴様この俺にまで無礼な口を…この大貴族ブラック家が長男ロザリオ・ブラックと知りながら(中略)許せな」 ロザリオが喋り終わる前にシルフィが口を開いた。 「ロザリオ!お黙りなさい!シルフィ・ウィンフォードの前と知りなさい!貴方の最後の一言、王室の者として放って置くわけにいきませんね」 「ひっひっ姫様?」
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