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かつて哀しい哀しい戦いがありました。
人間は当時もっとも数が多く栄華を誇っていました。
そして、人間は他種族を疎み、差別しました。
他種族は、人間を嫌いました。
そして、哀しい戦いが始まりました。
数に勝る人間は、最初こそ優勢に戦いましたが、他種族の圧倒的な力の前に徐々に劣勢になり、ついに人間の数は以前の半分ほどしかいなくなりました。
このままでは人間はやがて絶滅するのは誰の目にも明らかでした。
そんな時、一人の青年と一人の少年が現れました。
圧倒的な魔力をもった二人の男達は、次々と他種族の軍勢を潰滅させていきました。
そして、他種族の軍団の王に最後の戦いを挑みました。
戦いは三日三晩続きました。
やがて、他種族の王は力尽き倒れました。
そして、世界を救った二人の男の一人も力尽き倒れました。
残ったのは、まだ十歳くらいの幼い少年でした。
少年は他種族の王と、仲間だった青年の亡骸を隣り合わせに葬ると、少年達に協力して戦った仲間の一部を引き連れて「大地の守護者」と呼ばれる組織を作りました。
その組織は人間と他種族のあらゆる戦いや紛争に介入し、平和を保ちました。
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