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「それに…フレアさんの魔力量…フレアさんは一体何者なんですか?」
更に疑うようにミーアが質問した。
フレアはあっけらかんとした顔で
「何者でもないさ…只の天才さ!」
ウィンクしながら答えた。
ミーアはポカーンとした顔でフレアを見ていた。
その時…
「シン・紅、計測不能!」
検査官が熱狂した様子で叫んだ。
周囲の人間は、フレアの時より更に熱狂的にシン・紅を取り囲んだ。
スコール達も話しを止めてシン・紅を見た。
そこに立っていたのは銀髪で黒々とした瞳の身長の高い少年だった。
シン・紅はうざったそうに周囲の人間を見ると冷たい瞳で
「退け!死にたいのか?」
そういうと魔力を爆発させた。
周りに集まっていた人間は皆吹き飛んだ。
「いってぇ~!いきなり卑怯じゃねぇか!魔力が高いからって調子にのるなよ!」
数人の男子新入生が、シン・紅を取り囲んだ。
「フッ。今のを受けてもレベルの差にきずかないのか?雑魚が!」
「なんだと?こっちの人数が見えないのか?俺達だって魔法使えるんだぜ?」
「雑魚が何匹集まろうが関係ない!数など意味が無いのがわからんのか?」
「なんだと?」
男子新入生の集団が戦闘態勢に入った。
「フッ。そんなに死にたきゃ殺してやる!」
シン・紅も戦闘態勢に入った。
その時、キスティーが転移魔法を使って、シン・紅と男子新入生の間に現れた。
「あ~ら今度はなんの騒ぎ?今年の新入生は元気がいいようねぇ。」
キスティーはフレイムのないメガネの縁をクイッと上げると静かに続けた。
「元気が良すぎるのも問題ねぇ~。シン君だっけ?…これ以上やるなら先生もお仕置きしなきゃいけなくなるけど…どうする?」
シンはより一層冷たい瞳で答えた。
「フッ先生が僕にお仕置きですか?」
そういうとバカにするように笑った。
「あらあら…」
キスティーもあきれたようにまたメガネをなおした。
「まぁいいですよ。こんな雑魚共を相手してもつまりませんから…でも先生とは少しやってみたいですね!先生はどんな綺麗な顔で命乞いするのか興味があります。」
そういって背筋が凍るような笑いを浮かべたあと更に話した。
「まぁ今日は止めておきます。私もお勉強…しにきたわけですし…」
そういうと足早に検査室をでていった。
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