2012人が本棚に入れています
本棚に追加
ギルドランクとは、基本的に個人の総合的な戦闘能力の基準とされているもので、下からG~SSSまで10段階で評価される。下から2段階つまりF、Gについては実力に大差は無いもののそれより上のクラスになると一段階の差であっても、その実力差は天と地の差である。
ギルドランクは基本的にランクアップの試験を受ける事で、上のランクを取得する事が出来る。
しかし、そもそもギルドランクとはギルドという組織に依頼される魔物の討伐依頼や雑用の依頼を請け負う為の資格である。
つまり業務用の資格なのだが、最近では学歴と同じ…もしくはそれ以上に就職や進学で必要となる資格になっている。
「三ヶ月間の基本学習が終わった後で、希望を考慮しつつ、SEED候補生と学園からの推薦で選ばれる選抜クラスと、普通クラスに別れてもらいます。この時に選抜クラスに選ばれなくても定期的に入れ替えを行なっていきますので安心して下さい。」
SEED候補生とは、《大地の守護者》にある八帝の直属の部隊、通称と呼ばれる部隊の候補生の候補生である。
《ガーディアン》は、《王宮騎士団》と並ぶエリート中のエリートでガーディアンになれなかったとしても、ガーディアン候補生、SEED候補生というだけで多方面からスカウトが来るほどだ。
王宮騎士団も実際はガーディアン候補生だった者達で、ほとんど構成されている。
ちなみに、SEED候補生になるためには、必ず、アメリア魔法学園に入学しなければならない。
それ以外の者は、直接、ガーディアン候補生の選抜テストを受けることになる。
従ってアメリア魔法学園には、入学試験がある。
ちなみにスコール、シルフィ、フレア、ロザリオは特待生としての入学なので試験が免除された。
「そして、更に三ヶ月後選抜クラスは実地訓練があります。その後、一ヶ月の休みを挟んで、この学園の名物が開かれます。チーム対抗戦ですが、クラスや学年の制限はありませんから自由にチームを組んで優勝を目指して下さい。」
実地訓練とは、実際にガーディアンの任務地に行き(危険な戦闘地域ではなく、主にガーディアンの待機地域)実際の任務を体験する訓練だ。
全校魔法戦闘競技大会はそのまま、チーム対抗の大会である。
最初のコメントを投稿しよう!