アメリア魔法学園

27/28
前へ
/146ページ
次へ
疲れた様子で四人は大講堂を出ると校門へと向かった。 「そういえば、スコール!お前、教科書とか準備したのか?」 フレアがスコールに聞いた。 スコールは黙ったまま首を横にふった。 「ミーアわ?」 「私もまだなんです。入学金貯める為にギルドに行ってばっかだったので…時間が無くて…」 「そうかぁ~ミーアは特待生じゃないんだもんなぁ~ここ以外と入学金高いからなぁ~。シルフィはもちろん揃えてあるんだろ?」 「えぇまぁ…」 「よし!じゃあ明日、ミーアとスコールは俺と一緒に、教科書買いに行こうぜ!」 フレアが言うとスコールは黙ってうなずいた。 ミーアは嬉しそうに 「是非お願いします!私、他人と買い物行くなんて初めてなんで…凄く楽しみです!」 ニコニコしながら答えた。 「えっ?そうなの?じゃあ明日はついでに色々、街を見て歩くとするか!」 「ハイっ!」 とても嬉しそうにミーアは返事をした。 「あの~もし良かったら私もご一緒させてもらえませんか?」 少し恥ずかしそうにシルフィが聞いた。 「当然いいぜ!人数は多い方が楽しいからな!いいだろ?スコール!ミーア!」 「もちろん!」 ミーアは少しはしゃぎながら答えた。 スコールも黙って頷いた。そして… 「明日、みんな時間に余裕あるか?」 スコールがみんなにきいた。 「俺は特に用事はないけど?」 「私も…ないですわ!」 「私もないですよ!」 「そうか…じゃあ少し遠くになるがみんな連れていきたい街があるんだ…特にミーアわ…」 「あら?珍しいですわね。」 「いやっシルフィやフレアにも見ておいて欲しいんだ!」 シルフィとフレアは顔を見合わせると頷き 「俺達はいいぜ!ミーアわ?」 「私も大丈夫ですよ!」 それを聞くとスコールは少し頷いて 「じゃあ決まりだな!じゃあ明日、10時に《大地の守護者広場》で待ち合わせしよう。」 そういうとみんな頷いた。 するとシルフィが 「それより、今日ははやく帰れる事ですし…皆さん私の城でお食事でもいかがですか?」 皆を食事に誘った。 フレアは申し訳なさそうに 「ごめん!今日は妹のトコいかないといけないから…」 するとシルフィは 「そうでしたわね…コチラこそごめんなさい。」 するとミーアが 「妹さんどうかされたんですか?」 フレアに聞いた。
/146ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2012人が本棚に入れています
本棚に追加