君は

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「だから……別れてって」 「真菜都(まなと)……」 君の名前を呼んでいた。 「僕に……しときなよ」 「え?」 「真菜都……好き……」 ずっと 言うつもりはなかった。 「しょう……?」 偽りはない。 少し見上げて振り向いた君の 唇を塞いでいた。
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