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「……私、人混み嫌い」
「そっか、人見知りって奴だもんな」
二人は自分の席に座る
入学テストの点数順なのか俺とオウコは隣同士だった
オウコとたわいない会話をしてから生徒が集まるのを待った。
10時が終わりに差し掛かった頃にやっと生徒が帰ってきた。
生徒が集まったのはいいが、野郎達は俺の顔と胸の辺りをジロジロ見てくる。
ニヤニヤしているからかなりキモいな…
「あの~?」
「ん、何か用か?」
「私は神田 蘭って言うよ! ところであなたのジャンパーは男ものじゃない?」
当たり前のことを指摘されてしまった
「兄貴の形見だよ。ソレに…長く着てたしね。」
「そうだったんだ。ごめんね……」
俺の苦し紛れの言い訳に暗くなる蘭に
「まぁ、気にして無いから気にするな」
そう言って肩を叩くと
「ありがとう!これからよろしくね!」
「あぁ、よろしく」
しばらく蘭と話していると先生が入って来た
かぐや先生だ。
かぐや先生はかなりの美人なので男子は興奮している
女子はちょっとそんな男子に引いている
四鳳院先生はのんびりしている感じでとても優しそうな先生だ
ちょっとフワフワしてるみたいだけど。
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