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朝の穏やかな時間…
俺の塩鯖を拐った猫は現在かばんの中
動物好きな俺はついついなついた猫をかばんに入れてしまった
いくら知り合いとは言え何か恥ずかしい…
しかもオウコ達が猫や動物が苦手で無い保障も無いし、もしかするとアレルギーとか持ってたらかわいそうだ
いろいろと考えてみた結果。
できる限り隠すことに……
ニャー!
「ん?…なんか猫が鳴かなかった?」
「き、気のせいじゃないか?」
蘭は首をかしげて辺りを見回す
「なぁんだ~、私もオウコも猫大好きなのに…
オウコなんか家で三匹猫を飼ってるんだよ~♪」
なぬ? 猫大好きとな?
「なぁ、蘭…」
「ん? 何かな?」
俺はかばんの中を開け、中を見せながら
「いやぁ、さっきのは気のせいじゃないんだよな…これが」
蘭に猫を見せた
「いやぁん❤ カワイイ♪」
猫を見せたとたんに壊れ出した蘭
「まだ仔猫みたいなんだよ…」
俺のかばんの中で眠っている猫はようやく物を食べるくらいになった小さな猫で、栄養失調なのかかなり痩せていた
「うーん、朝のご飯だけじゃ足りないよ~💦 もっと栄養を取らせてあげないとかわいそうだよ」
毛がふわふわで気付きにくいが肋骨が出ていてかなり痩せていた
「そう言えばオウコの家は猫を三匹飼ってるって言ってたよな?」
「そうだけど…あっ!そうか! オウコの家なら何かあるかも!」
俺達は猫を飼ってるオウコに知恵と猫のご飯をもらいにオウコの家に向かった
ちなみにただいまの時刻は7時半 学校は8時半に着けば良いから楽勝である
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