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さわやかな朝
俺は朝に強いので遅刻することはほとんどない。
「味噌汁は朝ご飯に最適だな…」
朝ご飯は玉子焼きに味噌汁と漬物
いつも和食が多いが洋食が嫌いなわけでなく作り方がほとんどわからないからだ
朝ご飯を片付けた後、制服に着替えようとして下着をつけていないことに気付いた
ぱっ、パンツ履いて無いわけじゃないからな!
「むむむ!……ややこしい…背中のタイプは面倒だ…この、フロントホックとか言う奴にしよう」
ブラジャーを着けるのに悪戦苦闘し
「ひらひらのすかすかだな…これはどうなってんだ…」
スカートにも抵抗があったが指定の制服を着て
「一応高校生か…いざ出陣だ!」
そう言って俺は学校に向かって歩いていった
ちなみに俺の通う高校は 村雲学園
生徒が一学年に800人くらい
教師もその半数くらいのマンモス校なのだ
ちなみに成績は上の中くらい
中学校の時に世話になった教師に勧められた学校でかなりの難関校らしいが俺は恩に報いるために本気を出して難なく合格した
「でけぇ学園だな…」
監獄みたいに高い塀に囲まれた広大な敷地
建物自体の大きさもまるで東京ドームみてぇだ…
なんて東京ドームを見たことは無いが言ってみる
「外から見てても仕方無いな…」
俺は城門を思わせる巨大な校門をくぐり
中に入ると日照権を侵害しそうな高さの校舎が出迎え
地図を頼りに中庭へと向かうと
中庭には巨大な掲示板があり
貼り出されたクラス表を確認する
うげ、20組まであるな
五分ほど名前を探してみると
俺は一組らしいな……
後は入学式…はっきり言って興味ないがその前に職員室に行って、俺が女になったことを伝えないとな
踵を反し、俺は職員室を探しに校内へ入って行く
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