48181人が本棚に入れています
本棚に追加
「いやぁ~~!!!!」
「……っるせぇ!!」
「あんた、私を売る気でしょ!」
「はぁ?」
「とぼけても無駄よ!!だからさっき私の裸見たの!?」
「……。」
「やっぱり!?売る前にどういう体か見ておこうってことだったの!!?」
「……。」
「やめて!!私まだ処女なの!!」
「………ぶっ!!」
「あんた、なに笑って……」
周りを見ると肩を震わせて笑いを堪えてるお兄様方。
ああああ!!
私、なんてことを口走って!!
不良の中心で処女を叫ぶ……
ってバカッ!!
顔が真っ青から真っ赤になってうつ向くと
「俺ら、んなことしねぇよ」
笑いを堪えてるだろうってすぐ分かる、和樹の少し震えている声が落ちてきた。
「………うそ」
「うそじゃねぇよ」
そう言って、頭に優しく手を置かれた。
最初のコメントを投稿しよう!