集会

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奇跡的に聞こえてないかも…!! な~んて淡い期待は、 和樹が肩を小刻みに震わし笑っていることに気付き、打ち砕かれて…。 さらに、少し離れている小山圭にも「あれ~?お腹空いてるの?」そう言われ、粉々に粉砕された。 恥ずかしいやらムカつくやら…顔を真っ赤にさせて小山圭を睨むと 「分かった!ちょっと待ってね~っ!」 と、何を勘違いしたのか、お兄様方を掻き分けて進んでいく。 食べ物を取りに行ってくれたって、何となくわかったけど… なんとも勇気のある行動だ。 私がやったら、メンチ切られて 殴られて、ポイッだろう。 でも、小山圭はそんなことされず、むしろ「お前ら、邪魔」なんて言いながら進んでいく。 お兄様方は、言われる通りに道を開けてるし。 あっという間に食べ物の置いてある長机にたどり着いて、 「なに食べる~?」 と騒ぐ小山圭。 ………いったい何者?
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