48178人が本棚に入れています
本棚に追加
「シン!てめェ、ずりぃんだよ!」
「んなこと言われても……」
小山圭の声が近くで聞こえたから、こっちに来たんだなぁなんて思いながらも、
小山圭の顔はチラッとも見ないで“シン”さんに巻きつけた腕を更に強くした。
そんな私がシンさんから離れたのは
「な…つみちゃん。苦しい…」
本気で苦しそうなシンさんの声だった。
「すみません」と軽く頭を下げると「いいよ」と笑顔を見せた素敵シンさん。
その上、
「処女の割に激しいんだな。」
とバカにしてきた和樹を
「カズっ!」と一喝して黙らせてくれた。
最初のコメントを投稿しよう!