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真っ暗な夜が、沢山のヘッドライトで照らし出される。
決して昼間の様に、とは行かないけれど、輝くその世界に目を奪われた。
ふと、涙が頬を落ちる。
だって……
私の世界を見ている様だったから。
真っ暗な夜は、私の闇。
最初は、和樹がくれた、たった1つの光りだけ。
それだけでも、私は十分幸せだった。
それなのに…
圭が、
シンさんが、
紗智さんが、茉智さんが、
虎牙のみんなが。
いつの間にかこんなに、沢山の光を私にくれた。
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