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「あの……」
「「あぁ゛?」」
ひぃっ!!
「…何でもない、です」
何なのっ!?
すっごい怖いよっ!!
でも……よかった。
シンさんが怒っているのは私の部屋についてみたい。
まだシンさんの気持ちは、はっきり分からないけど……
「大丈夫だよ。なっちゃん」
「……へ?」
急に声を掛けられた私は驚いて隣の小山圭を見た。
「俺たちは、皆同じだから」
「どういう……」
「俺たちは帰る所がない、野良猫たちの集まりなんだ」
「……」
「シンも、もちろん俺も。拾われたんだ。和樹に」
「……。」
「俺たちは仲間だよ」
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