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何も言えないで固まる私に小山圭はニッコリと笑い
「ちょっくら、あの二人止めてくるね」
と、後ろ向きに手を降りながら歩いていった。
小山圭は、もしかしたら以外としっかり者キャラなのかも…。
なんて
一瞬でも思った私はバカだった。
「まぁまぁ、お二人さん。ここは穏便に…」
「「……」」
「なっちゃんは俺の部屋でっ」
「はっ?」
「ざけんな!!」
小山圭はどこまでも小山圭。
和樹には胸ぐら、シンさんには首を掴まれ上下左右に振り回される小山圭は何とも滑稽で…
呆れてため息がでた。
「なっちゃん助けてぇえぇ!!」
……イヤ。
「殺されるぅぅ!!ゲホっ」
殺されてしまえ。
「いや、まじで……くるし……」
……はいはい。
「………」
あ、死んだ。
……死んだぁ!!?
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