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「この基地にアイアンコングは?」
出し抜けにヨハネが聞いたので、小隊のパイロット全員が驚いて、開いた口がしまらなかった。
その中でウチヤマだけはニヤリとして、
「ありますよ。ただし、今の所はカリニコス少佐のハイマニューバタイプだけですがね。」
と言った。
「どうしたらコングに乗れる?」
ヨハネは重ねて聞いた。
「コングはすばらしい機体ですからね。中尉がせめて本当に中隊長になれば配備される可能性はありますよ。」
「そうか・・・ありがとう。」
ヨハネはウチヤマに礼を言った。
その時、基地に放送がかかった。
「小隊長以上の者は会議室に集まれ。
重要なブリーフィングを行う。」
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