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クレソン「まずは基本からということですででやってもらった。とりあえず……ギリで合格だ。」
モニクはびっくり。
クレソン「へっぴりごしだが、仕事がていねいだったからな。おれっちからのプレゼントだ。ほらよ。」
モニクはクレソンから『お古のじょうろ』をもらった!
クレソン「よろこぶのはまだ早いぞ!次はそのじょうろを使って、作物に水をやってもらおう。」
モニクはまたまたびっくりした。
クレソン「…さ、取りかかってくれ。」
モニクは頷くと、畑のいちごに水をあげた。
クレソン「終了ー…だ。さて、おまえさんが仕事にかかった時間は…ほぉ…79秒か。…へっぴりごしにしちゃあけっこう早い方だなぁ。…おし、ごくろうさん。今日はもう、上がっていいぞ。」
モニクは頷いて、農家に入った。
すると女の子がいた。
アニス「こんにちは、見かけない方ですのね。観光にいらした方ですのね。観光にいらした方かしら?」
モニク「島に住みたくてやって来ました。」
アニス「まぁ、そうですの!うれしいですわ。ここはとても良いところなんですのよ。がんばってください。私の名前はアニス。ここの農場の娘ですわ。…えっと、あなたのお名前は…?」
モニク「モニクです。」
アニス「よろしくおねがいしますね。モニクさん。」
モニクはアニスにお辞儀をした。
アニス「今、この島はいろいろな問題で、うまくいかないこともありまして気落ちしている人が多いのです。」
アニスはそう言って困った顔をした。
モニク「…。」
アニス「でも、がんばれば、必ず道は開けると思いますの。モニクさん、いっしょにがんばっていきましょう。」
モニクは元気よく頷いた。
アニス「よろしかったら、どうぞ。少しでも、お役に立つとうれしいですわ。」
モニクはアニスから『はじめての農作』の本をもらった。
アニス「家を手に入れたら、ゆっくり読んでくださいね。」
そうして二人は手を振り合った。
モニクはルコラに話し掛けた。
ルコラ「はいよ。おつかれさん。仕事は終わったようだね。ダンナはヘンツクだけどアンタの事は気にいったみたい。」
モニクは頭をかいた。
ルコラ「さ、昨日も働いてもらうからね。今日はゆっくり休むんだよ。おやすみ。」
モニクは頷くと農家のベットで寝かせてもらった。
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