第一章

2/5
前へ
/25ページ
次へ
今日の6時間目は自習だ私は教室のまどの外を眺めていた。 私の名前は杏奈、いたって普通の女の子…と言うより地味かな。特別可愛い訳でもなく頭がいいわけでもなく運動神経はどちらかと言えば…ない 「杏奈お願い!今日だけ!後でお礼するから」 今、私は手を合わせて頼み事されている最中 彼女は葵 葵は私の親友である。いつもばっちりメイクで妙に大人っぽい、女の私からみても綺麗だなと思う 「葵さー前もそんなこと言って何もしてくれなかったよね」 杏奈は腕をくんだ 「う・・・そこをなんとか」 葵は頭を下げた 「はぁー・・・で何をするの」 杏奈はため息をついた 「今日放課後付き合ってほしいとこがあるんだけど」 「うん、いいよ・・・何処に?」 「放課後屋上にきてくれる?ここじゃ話せない」 何で屋上なんだろ・・・ 杏奈は不思議に思った 「うん 解った」 なんか・・・今日の葵いつもと違うソワソワしてるし、ちょっとテンション高いな~・・・。なんか良いことでもあったのかな?
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加