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橋本くんに引っ張られながら
自転車置き場に到着しました。
入り口に入り
急に止まった橋本くん。
私は危うく
ぶつかりそうになり、何とか
バランスをとり
橋本くんの後ろで止まった。
「・・・橋本くん?」
橋本くんが
止まったまま振り向きもしない。
「・・自転車、取ってきてもいい?」
手をがっちり捕まれ
動けない私。
「あっ!!うん、ごめん!!」
橋本くんは慌てた様子で
私の手を離した。
「それじゃ、取ってくるね!」
私は橋本くんの横を通って
自転車を取りに行く。
その時、橋本くんを見たら
顔が真っ赤だった。
「・・・・・・」
自転車までたどり着いたが、正直に言って・・・
戻りにくくない?
だって、何か
変な空気になってない!?
てか、送るって
言ってたけど、橋本くんは
自転車なのかな?
・・・戻るしかない。
私はトボトボと
自転車を引っ張りながら
橋本くんの所まで行く。
橋本くんは
何やら携帯で誰かに
電話をしている様子だった。
私は少し距離がある所で止まり
橋本くんの電話が終わるまで
待つことにした。
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