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「すごいね☆
沙苗のストレートを止める人
初めて見たよ!!」
沙苗がハイテンションになった。
「沙苗、これでも
家が空手道場だから
お父さんに仕込まれてて
結構強いのにね!!」
「そうなんだ☆」
かっこいい男子が
微笑みながら話を聞く。
てか、美咲の馬鹿!!
言わないでよっ!!
あぁ~・・・
絶対嫌われた。←かなりショック
「ホントにすいませんでした
それじゃあ、遅れるんで
行くぞ、衛」
「は~い☆」
そう言って
男子二人は行ってしまった。
「・・・てか、うちらも早くしないと
美術やばくない?」
美咲がポツリとこぼし・・・
あぁ~~~!!!
「び~~じゅ~~つ~~~!!!!」
私はダッシュで走り出した。
「待ってよ沙苗~!!」
静かな廊下には
二人の足音しか聞こえない。
それが余計に
焦りをうみだした。
これが
私と春の
最初の出会いでした。
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