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『詳しぃ情報はぁ☆そちらに送った♪資料にぜーんぶ☆書いてありま~す♪それじゃあ☆二人共♪愛☆コッチで待ってま~す♪』
そんな物知らんぞ!誰が持ってるんだ!?
「コレがその資料よ」
お前かよ‥。
「何で俺の資料を、稲葉さんが持ってるんですかね?」
「貴方と話した後に部長に聞いたら、渡し忘れてたから、私が頼まれたのよ」
お前かよ‥‥って何だそりゃ!それで人事部長かよ!!
明らかに仕事が適当過ぎるだろうが!!
「貴方、嫌われてるんじゃないかしら?」
いやいや、仕事の内容も、資料も、このメッセージも、命に関わる事がしれっと出てくるだろうが!!俺は殺すほどあのタヌキに恨まれてるのか?
『あっそうそう☆』
?
何だ?
『このメッセージ☆と☆送った資料はちゃんと★処分して下さいねん♪』
「何でそんなに頑なに貫くんだ?」
と言うかもう一つの裏仕事は何だよ?
「資料には…?」
何だ、この資料?
「一つ、会長の娘夫婦、妻・道嶋薫、夫・道嶋孝雄、息子・道嶋銀二の三人の生存確認と、証明の為の物的証拠の保持、だったかしら」
それと‥。
「二つ、会長の私物を配送そして‥‥会長の娘、道嶋薫に手渡す事?」
会長の私物?
「無茶苦茶だな‥‥、放浪娘可愛さに会社の人間使おうなんて、どうかしてる」
「確かに特殊な仕事だけど、受けた後にどうこう言うのは、男らしく無いわね」
うっ…!
「それに前向きに考えないと、向こうに行ってから足手まといになるわね」
うぅっ…。
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