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「お前が謝る必要は無い。」
と彼女にそう言われた時僕は少し泣き出しそうになった。そんな時彼女が
「自己紹介がまだだったな、私の名はミオ・エリシスお前は?」
彼女に言われるまで僕は気が付か無かった。自分の名を思い出せない事に……。
「思い…出せない。」
僕は自分の名前思い出そうとしたが、結局思い出せなかった。
「出身地は?」
ミオに出身地を聞かれたが僕は自分の生まれた故郷でさえ思い出す事は出来なかった。そんな時ミオが小さな声で“記憶喪失…か”と呟き、少し考えてから僕に“私の旅に着いて来ないか?”と言ってくれた。
「……?」
不安そうな顔をしていた僕をみてミオは小さく笑い
「無理にとは言わない、自分で考えて決めれば良い。」
とミオに言われ僕は悩んだ末、ミオと一緒に旅をする事を決めた。
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