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Side 緋澪
春、早くも桜が綺麗に咲いている
中学校を卒業してまだ2日ほどしか経っていない
しかし卒業生のほとんどが明後日の受験にむけての最後の調整や追い込みをしている
普通ならば・・・
だが、わたくし、朱立 緋澪はおもいっきりゲームを楽しんでいまーす♪
ゴンッ
『いってぇ―!!』
「うるさい!!」
隣で勉強している祠斂が辞書で緋澪の頭を叩く
辞書はねぇーだろ・・・、なんて思うが声には出さない
『っ~~別にいいじゃんか』
「よくねぇーよ」
『なんで―!?』
「まずここ俺の部屋。んでもって今勉強中!!」
『勉強なんてほっといて遊ぼ!!ゲーム貸してやるから』
「そうだな、んじゃ借りる・・・ってこれ俺のゲーム!!」
『・・・・・・あは☆』
「あは☆じゃねぇ―!!」
バシッ
『っ~~~』
今度は教科書3、4冊で叩かれた
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