マイペースとしっかり者

4/14
前へ
/242ページ
次へ
Side 祠斂 「緋澪・・・飛箟受けんの?」 『うん。祠斂と一緒だな☆』 そう言って俺にむかってピースしてくる緋澪 「な、なんで飛箟??」 はっきり言って緋澪なら江汰高校を余裕で合格するだろう 緋澪は中学校で学年トップで、いつもほぼ満点 俺はいつも緋澪に負けて2位だった そんな緋澪が飛箟を受けるのは意外だった 『なんでって言われてもなぁ~まぁ気分かな 「気分!?」 普通そんなんで高校決めるか!?と言いたいが、敢えて言わないでおく 『あ、あと飛箟のほうが楽そうだし自分のペースで出来そうだから』 自分のペースってお前はいつでもどこでもマイペースじゃんか・・・、と少しだけ呆れる 「まぁ緋澪らしいな」 『そりゃどーも』 「よし、終わった」 一応今日のノルマは達成したが、まだ気は抜けない 受験で力を発揮するにはまだ足りない でもまぁたまには息抜きが必要だと考えて、緋澪に提案した 「緋澪、遊ぶか?」 『おぉ!!ゲーセン行こー!』
/242ページ

最初のコメントを投稿しよう!

183人が本棚に入れています
本棚に追加