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Side 祠斂
「緋澪・・・飛箟受けんの?」
『うん。祠斂と一緒だな☆』
そう言って俺にむかってピースしてくる緋澪
「な、なんで飛箟??」
はっきり言って緋澪なら江汰高校を余裕で合格するだろう
緋澪は中学校で学年トップで、いつもほぼ満点
俺はいつも緋澪に負けて2位だった
そんな緋澪が飛箟を受けるのは意外だった
『なんでって言われてもなぁ~まぁ気分かな
「気分!?」
普通そんなんで高校決めるか!?と言いたいが、敢えて言わないでおく
『あ、あと飛箟のほうが楽そうだし自分のペースで出来そうだから』
自分のペースってお前はいつでもどこでもマイペースじゃんか・・・、と少しだけ呆れる
「まぁ緋澪らしいな」
『そりゃどーも』
「よし、終わった」
一応今日のノルマは達成したが、まだ気は抜けない
受験で力を発揮するにはまだ足りない
でもまぁたまには息抜きが必要だと考えて、緋澪に提案した
「緋澪、遊ぶか?」
『おぉ!!ゲーセン行こー!』
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