春眠暁を覚えず
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「ではコウモリさん、質問を続けます」 むしろ次が本題だ。 無意識に声が震えた。 「……その、あの…何で、」 聞いたらまた酷い目に合うんじゃないかという気持ちが一瞬決意を揺らがせて、思わず言いよどむ。 「何で自分が襲われたのか、だろ?」 「…!……はい」 でも、やっぱり聞いておかないと落ち着けない。 俺は鈍く頷いた。 コウモリさんはといえば、苦笑いのような顔でこちらを見ていた。
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