280人が本棚に入れています
本棚に追加
そんな俺を後目に、コウモリさんはいっそう血にご執心なようだった。
時々傷口に軽く吸い付いてくるまでに。
「……っん、」
ここで俺はようやく思い出した。
俺のしょうもない性癖のこと。
(ヤバい…ちょっと感じてきた………!!)
ここ最近は全然献血とか行ってる心の余裕とか無かったし、あんまり………処理なんかもしてなかった。
(うわああぁぁあああ、どうしよう!
多分献血よりかなりキてる…
……勃ったらヤバいって!!)
そんな思いも虚しく俺の欲望は少しずつ膨らんでいる。
仕方なし、俺は内股に力を入れてせめて見えないように心がけた。
…それがいけなかった。
「…ん、ゆず…血が出にくいから力入れんな、足」
そう言いながら服ごしに足に触れられた。
「あっ…、やぁ!」
「!!」
最初のコメントを投稿しよう!