案ずるより生むが易し

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そんな俺を後目に、コウモリさんはいっそう血にご執心なようだった。 時々傷口に軽く吸い付いてくるまでに。 「……っん、」 ここで俺はようやく思い出した。 俺のしょうもない性癖のこと。 (ヤバい…ちょっと感じてきた………!!) ここ最近は全然献血とか行ってる心の余裕とか無かったし、あんまり………処理なんかもしてなかった。 (うわああぁぁあああ、どうしよう! 多分献血よりかなりキてる… ……勃ったらヤバいって!!) そんな思いも虚しく俺の欲望は少しずつ膨らんでいる。 仕方なし、俺は内股に力を入れてせめて見えないように心がけた。 …それがいけなかった。 「…ん、ゆず…血が出にくいから力入れんな、足」 そう言いながら服ごしに足に触れられた。 「あっ…、やぁ!」 「!!」
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