サカモトさんが初めて僕の学校に登校した日の朝食は乾パンでした

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「皆の衆!見さらせ!これが新しい我が学級の仲間だ!」 勢いよくドアが開かれて入ってきた転校生さんの姿に、みんなは目を丸くしました。 無理もありません。 そこにいたのはいかにも「カワイイ系」な、そう…言うならば美少女だったのである! すぐにクラス中からカワイイーだの、キレーだのと声が上がる。 「紹介しよう。未来の世界からやってきたサイボーグの、サカモトさんだ。」 さ…サイボーグなんすか? 「はじめまして。私は未来の大日本帝国の聖グローバリア科学技術学園高等学校(小田原校)からやってきた、サカモトです。早くみんなと仲良くなれるようがんばりますので、貴様らも早く私に馴染めよグズ共」 うん。最後の捨て台詞さえなければ間違いなく100点だったな。 「みんな!サカモトさんのお父さんは、なんと宇宙パトロール隊の部長なんだぞ!」 へぇー!…じゃねぇよみんな。 宇宙パトロール隊て。 「詳しくて言うと、七番部隊の警備巡査部長です」 補足すんな!
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