prologue

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「では、3人、前へ進みなさい。」 「「「はいっ!」」」 右大臣・翡刻-ヒトキ-が3人を促す。 「 “海棠 曉”  “上総 緋焔”-カズサ ヒエン-  “犀寧 燐嘉”-サイネイ リンカ- そなたたちはあの“赤い月”の日に産まれた… だが親が捨てたなどとは思わないでくれ。 お前たちが産まれたのにはちゃんと意味があるはずだから。 清明や夜半-ヨハン-を見よ。 彼らも立派にこの世、この地、私たちの目の前におる。 だからその『力』むやみに解放してはならぬ。己の為にもだ。 世のため人のため、人々がおまえたちを妖怪だモノノケだ何て言っても、気にすることはない。 ここにいる全員がおまえたちの味方であり、仲間なのだから… 分かったな?」
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