第五章

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マコトと一触即発になったケンイチ。 しかし、その日のうちにサユリが居るからと、また3人で遊んでいるケンイチ。 彼はそれほどサユリが好きだった。 夏休みに入った。 ケンイチはサユリが好きそうな映画のチケットを2枚手に入れた。 そこでケンイチはサユリを誘った。 彼はサユリにまだ未練があった。 するとそのメールがマコトにバレてしまった。 その時、マコトはケンイチにこう言った。 「サユリと2人にはさせない、サユリに手を出すな。」 当然の言葉であろう。 ケンイチは思った。 「俺だって応援していればそんな事はしない。その行動の意味をわかってないのか手島は…。」 ケンイチはまたこのセリフを出した。 「いい加減気付こうよ。」 ケンイチとマコトはその日メールで少し喧嘩をした。 夏休みが終わりに近付いた頃。 ケンイチは親友の今宮マサルも一緒に、マコトとサユリに久々に会った。 すると、とんでもない事を聞いた。 「私今マコトの家にずっと居るよ。」 「今度マコトの家までの定期を買う。」 ケンイチは腹で怒り狂った。 「半同棲状態じゃないか。ふざけんな。」 バド部合宿の前にもマコトの家に泊まったサユリ 「アイツら夏休み中何回ヤッたんだよ。」 少年はさらに壊れていく…
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