第三章

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サユリの異常とも言える行動を見たケンイチ。 そこへマコト達バド部が戻って来た。 当のマコトが来てもサユリはマコトの机に座っていた。 しかも脱いだ服にも触れていた。 しかしマコトは何も言わなかった。 「オカシイだろ。」 ケンイチは思った。 ある日の体育でケンイチはマコトから体臭がする気がしていた。 マコトはケンイチにとっては臭かった。 コロンをつけたりしていて自分の臭いを消そうとし過ぎて逆に臭かったケンイチ。 マコトがその体臭対策をあまりしていない事が許せなかった。 その後もサユリのもはや依存と言える言動、行動は多発。 さらにケンイチがあれほど言ったのにあの2人は一線を越えてしまった。 その上サユリがだんだんエロスになった。 サユリの依存。 性行動。 エロ化。 ケンイチはだんだんマコトに不信感を抱いて行った。 それが決定的になったのは。 サユリがテストで赤点を喰らった事だった。 マコトと遊ぶ。 マコトと遊ぶ為にバイト。 彼女が勉強する時間はあったか。 ケンイチはサユリの赤点はマコトのせいだと考えた。 その時からマコトがサユリを駄目にしていると考え出した。 少年の心は嫉妬に侵され始めた…
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