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はい?今 何と?
重い瞼をゆっくり開けるのと 頬に当たっている物が動いたのは同時だった。
瞼を開けても 目の前は真っ暗。
私の目元を覆っているのは 伊織さんの大きな手と分かったときには 私の唇に温かいものが触れた。
チュッ。
寝起きに 愛する人とのキスは嬉しい…
軽く唇に そして何度となく続く 甘いキス。
忍『…ん……い…伊織さん…』
小さく彼の名前を呼ぶと 目元を覆っていた彼の手が離れた。
私の視界に 優しく微笑んだ伊織さんの顔が見えた。
伊織「もう 昼になったが まだ寝るつもりか?」
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