呆れ顔の忍

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夜。 伊織「ご馳走さま。」 忍『はい、ご馳走さまでした。』 空っぽになったお皿を 2人でシンクに持っていく。 忍『あれ?伊織さん…』 伊織「何だ?」 今頃 気づいたけど… 忍『伊織さん…タバコは?』 ソファーで新聞を読んでいる彼に声を掛ける。 伊織「忍が病院にいる頃から止めたが…何だ?今頃気づいたのか?」 この人は… 私の気づかないところで 凄く優しい… 忍『伊織さんは…いい人ですね。』 新聞をたたみ 私を見つめる彼にドキッとした。 伊織「お前の鈍感ぶりに 毎日驚くよ。俺は。」 私は 思わず拳を振り回した。 .
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