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榊原「傍にいないと不安になるからね。」
社長は舞の顔を覗き込んだ。
舞「だから 伊織さんは専属の秘書にしたんでしょうね。」
微笑んで答える舞に 私は反論した。
忍『そんなこと 伊織さんは言いませんから 分かりません。』
舞「鈍感。」
榊原「例えば…家に好きな女性がいると 興奮する。分かるかい?」
忍『いつもいます。』
榊原「ベッドに好きな女性がいたら 触れてみたくなる。」
忍『先に寝てしまうので 分かりません。』
舞「えっ?……あ…忍?」
酷くまばたきをしながら 舞が聞いてきた。
舞「…いつも先に寝てるって… 伊織さんは放置?」
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