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エレベーターに向かって歩いていると 後ろから聞き慣れた声がした。
課長「専務っ？！どこに行かれますか？」
いつも あのハゲ部長の尻拭いをしている苦労人の課長が近づいてきた。
伊織『ん？会長室にな… 今日は部長はいないのか？」
２人でエレベーターを待つ。
課長「最近 花房さんが 部長の世話をしてくれて…いやぁ…仕事がはかどりますよ。」
なるほど…あの２人は 意外に気が会うのかもしれないな。
課長「でも 何で会長室に？」
一瞬 探るような目をしたが すぐにいつもの爽やかな顔に戻った。
伊織『俺にも分からん。すぐに泣き出す部長の対策を考える為じゃないか？』
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