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慶「虎太郎を預かろうかと思ってさ。」
コーヒーを一口飲み込んだ後 慶が静かに言った。
忍『は?』
突然の申し出に 頭が真っ白になって 一言しか言葉が出なかった。
慶「母さん達がさ…言うんだよ。姉貴が入院して その後 子供が産まれて その大変な時期だけ虎太郎を預かるって…」
虎太郎を預ける?
確かに 入院して赤ちゃんが家にきたら虎太郎の世話まで出来るかどうか…
忍『伊織さんに訊いてみてからでもいい?』
慶「勿論。」
考えもしなかった。赤ちゃんがうちに来ることだけ考えていて 虎太郎はいつもいるものだと思ってた。
忍『案外 大変なんだなぁ…』
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