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朝。
伊織『じゃあ…行ってくる。』
忍「行ってらっしゃい。」
いつも忍は玄関まで見送ってくれる。
身重の身体なのに まるで大きなヒヨコのようにちょこちょことやってくる。
いつも抱き締めたいと思ってしまうが そうなると仕事に行けなくなってしまう…
だから 今日も 彼女の愛らしい唇に軽くキスをするだけに留めておく。
チュッ。
伊織『何かあったら電話しろよ。』
忍「は…はい…。」
茹でタコのように真っ赤な忍の頬を 軽く引っ張る。
忍「ひにゃ?!」
何だ?その声は(笑)
伊織『何も無くても電話しろよ。』
すると 忍はいつものように敬礼をした。
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